
ちょっと遅めに起きた祝日の朝。
眠たい目を擦りながらリビングに出ると、窓際のソファーに寄りかかりながら新聞を読んでいる彼の姿を見かけた。
太陽光が髪に反射しているからか、その姿がキラキラ輝いて見える。
「…ああ、起きたのですね、望美さん」
弁慶さんは優しく微笑みながら私に話しかけてくれた。
「おはようございます。…もしかして、今読んでるのって英字新聞…?」
「いえ、ドイツ誌ですよ。4月から必要になってきますから、今から勉強がてらに読んでいるのです」
何事も無いかのような弁慶の答えに、望美は目を丸くした。
弁慶の周りには辞書らしき物は見当たらない。
つまり、既に新聞を読む程にはドイツ語が判っているって事…。
「弁慶さんって凄いですね」
「別に凄くは無いですよ。もう随分前から目を通してましたし、まだ全部判る訳ではないですから。…それに」
そう言うと、弁慶さんは近づいていた私の手をそっと握った。
「向こうの世界での君の活躍に比べれば、僕の努力なんてまだまだです」
そのままその手を引き自分の許へと引き寄せられ、あっという間に彼の腕の中に納まってしまっていた。
「今日、この日に、こんな気持ちいい陽気の中で君と過ごせるなんて、僕は世界中で一番幸せ者です」
優しく私の髪を撫ぜながら、そう耳元で囁いた。
私は彼の胸に頬を埋め、数時間前…日が変わる瞬間に、やはり彼の腕の中から彼へと贈った言葉を再び呟いた。
「弁慶さん…お誕生日、おめでとうございます」
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まさか私の日記からこんなものが飛び出してくるなんて、誰も想像するまいて(笑)
ところで。
メガネキャラに嵌る事が多い割にはメガネを書き忘れる事が多々あるという、それほどメガネ萌えが高く無い私ですが、何故か弁慶にはメガネを掛けさせたいって思っちゃうんだよねぇ。
それも弁慶の事なので、きっとさりげなく高級ブランド物なんだろうなぁ。
と言う事で、一人でこっそり「弁慶に高級ブランドメガネをつけさせ隊」を心の中で展開させてみます。










弁慶おたおめ2008(弁慶)